≪フットボーラーの聖地は屈さず≫
「スタッド・ド・フランス」は1998年1月、この年に開催するサッカーのワールドカップ(W杯)フランス大会の会場として新設された。大会の決勝戦もここで行われ、ジダンのヘッド2発を含む3-0でブラジルに完勝し、フランスはW杯初優勝を地元で飾った。
アルジェリア移民2世のジダンらの活躍で、サッカーの仏代表は移民大国の象徴とも呼ばれた。その戴冠(たいかん)の地がテロの標的とは、何という皮肉だろう。
ジダンは同時多発テロに大きな衝撃を受け、ベッカムの呼びかけで14日、英マンチェスターで行われた大がかりなチャリティーマッチへの出場をキャンセルした。
ジダン不在の試合では、ベッカムやオーウェン、ロナウジーニョ、フィーゴらがテロ事件の犠牲者に祈りをささげた。