トルコのアンタルヤで開幕したG20サミットに参加し、記念撮影に収まる各国首脳=2015年11月15日(AP)【拡大】
日米欧に中国など新興国を加えた20カ国・地域(G20)首脳会合が15日午後(日本時間15日夜)、トルコ南部のアンタルヤで開幕した。パリ同時多発テロを受け、主要国の首脳が初めて一堂に会しテロ対策を協議。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」などに流れるテロ資金を根絶するため、各国が協調して取り組むことを確認する。首脳宣言とは別にG20声明を発表する方向で調整している。
安倍晋三首相は15日、ユンケル欧州委員長と会談し、テロについて「われわれが共有し、守ろうとする価値に対する挑戦だ。国際社会が一致して断固非難すべきだ」と述べた。
タス通信によると、ロシアのプーチン大統領は15日、国際社会の一致した協力がなければテロの脅威に対処するのは不可能だと指摘した。
ロシア通信によると、中国の習近平国家主席はテロを「断固非難する」と述べ、あらゆる方法でテロ対策を強化すると表明した。