パリ同時多発テロで、フランス検察は18日、パリ郊外のサンドニで実施したテロ容疑者の拠点制圧で、自爆した女ら少なくともテロ容疑者2人が死亡、8人を拘束したと発表した。8人に主犯格アブデルハミド・アバウド容疑者は含まれておらず、治安当局は19日、死亡したもう一人がアバウド容疑者の可能性もあるとみて、遺体の身元特定を急ぎ、死亡を確認した。検察は、容疑者グループがパリ周辺で新たなテロを計画していたが、寸前で阻止したことも明らかにした。
アバウド容疑者は、犯行声明を出したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の対外作戦部門のキーパーソンとされ、同時テロの全容解明に向けた捜査で最大の焦点となっている。
米紙ワシントン・ポスト電子版は複数の欧州当局高官の話として、アバウド容疑者は制圧作戦時に死亡したと報道。死者は3人との情報もある。
アバウド容疑者は16日時点でフランス国内にいたとの情報があった。制圧の際に自爆した女はアバウド容疑者のいとこの可能性がある。拘束された8人には同時テロの際に自爆した実行犯の弟で国際手配されたベルギー在住のフランス人、サラ・アブデスラム容疑者も含まれていない。