同時テロ主犯格の潜伏先とみられる場所付近で警戒に当たる警察官ら=2015年11月18日、フランス・首都パリ郊外サンドニ(共同)【拡大】
フランス政府報道官は18日、パリ郊外サンドニで18日未明から警察特殊部隊がテロ容疑者らと銃撃戦を展開し、パリ同時多発テロの指示役とされる主犯格アブデルハミド・アバウド容疑者の関係先とみられる現場を制圧したと発表した。自爆した女1人を含むテロ容疑者2人が死亡、7人を拘束、複数の警察官が負傷した。129人が死亡した13日の同時テロ発生後、テロ捜査が重大局面を迎えた。
捜索活動はアバウド容疑者の拘束が目的だったとされるが、死亡もしくは拘束した容疑者の中に含まれているのか不明。
フランス検察のモランス検事は18日、記者団に、「アバウド容疑者が潜伏しているとの情報があり、家宅捜索を行った」と述べた。現場は同時テロの現場の一つであるフランス競技場近く。警察の特殊部隊が出動し、関連の家宅捜索をしていた際に銃撃戦になり、現場付近で少なくとも7回の爆発音がしたという。
同時テロではイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が犯行声明を出した。フランス治安当局は全土で軍兵士や警察官ら計11万5000人を展開。イスラム過激派拠点など連日捜索し、ロケット砲などの武器を押収してきた。(共同/SANKEI EXPRESS)