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素材に創意工夫 和食の奥深さ堪能 ミシュランも認めた仕事ぶり 「佳肴 岡もと」 (2/4ページ)

2015.11.22 11:00

お造りは、五島列島の剣先(けんさき)イカに北海道のウニ、骨付きのまま6日間寝かせて熟成させたサワラ、ホウボウ、明石のタイなど、一番おいしい状態で出される。岡本良太さんの故郷である広島の上蒲刈島の藻塩が添えられる=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)

お造りは、五島列島の剣先(けんさき)イカに北海道のウニ、骨付きのまま6日間寝かせて熟成させたサワラ、ホウボウ、明石のタイなど、一番おいしい状態で出される。岡本良太さんの故郷である広島の上蒲刈島の藻塩が添えられる=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • 2皿目の酢の物。京・津居山漁港で水揚げされた松葉ガニが使われている。身をほぐしカニ味噌であえ。小蕪のすり流し、とんぶり、メスガニのそとこの紅色が鮮やかなほど美しい。見た目を愛でながら冬の味覚を堪能=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 店主の岡本良太さん。手元が眺められるのはオープンキッチンならでは=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 先付けは安土信長ネギの温かいスープ。ぎんなんと自家製のイクラが顔をのぞかせる。ほっこりとした温かさに心も和む=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 源助大根と甘鯛や衣笠だけなど秋の味覚を湯葉で包んだ椀物。紅葉に見立てた金時ニンジンが飾られ、椀のふたを開けると柚子とお出汁の香りが鼻腔(びこう)をくすぐる=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • しょうゆに漬け込んだ大葉が巻かれたサバ寿司は生サバから作られている。ご飯にはしば漬けが混ぜ込まれてほんのりとピンク色。12月になると大葉から京漬け物のスグキへと変わる=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • 厨房とカウンターの高さがほぼ等しく、仕事をする店主の姿の手元までよく見える=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)
  • オープンからわずか2年でミシュランの一つ星に2度選ばれた注目店「佳肴(かこう)_岡もと」=2015年11月12日、京都市東山区(志儀駒貴撮影)

 さて、肝心の料理は1万1000円のコースのみ。先付けから八寸、最後のお菓子まで10品の構成だ。この日の先付けは滋賀県の安土城近辺で栽培される安土信長ネギを使った温かいスープ。

 小ぶりの陶器の碗の蓋を開ければ、自家製のイクラとぎんなんがちょこんと浮かんでいる。糖度がリンゴに匹敵するほどの甘さを持つ白ネギのスープは舌にさらりと触れるほどの繊維を少しだけ残す。

 虫かごに見立てた器に入っているのは酢の物。11月初めに解禁されたばかりの京丹後の津居山で水揚げされた松葉ガニをふんだんに使っている。カニ味噌とあえたカニの酢の物の上には、小蕪のすり流し、とんぶり、メスガニのそとこの紅色がアクセント。

 一口頂けば、さっぱりとした酢と、カニの上品な甘さが口の中で踊るようだ。そこにキリッと冷えた日本酒があれば、幸せなことこの上なし。

 「日本酒は全国から50種類以上そろえています。店名に佳(よ)き肴(さかな)と名がついているように、酒に合う味を追求しています」と岡本さんはいう。

日本酒はおちょこ一杯から

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