G20首脳会合を前に話し込むバラク・オバマ米大統領(左)とウラジーミル・プーチン露大統領(右)。その一方でロシアへの制裁延長の話も進んでいた=2015年11月15日、トルコ・アンタルヤ(ロイター)【拡大】
エジプトでのロシア旅客機墜落をイスラム国の犯行と断定したロシアは欧米各国とイスラム国壊滅のため連携する姿勢をみせている。
だが、シリア問題ではバッシャール・アサド大統領(50)を支持して軍事介入したロシアと、アサド政権の退陣を求める欧米の対立は続いている。
一枚岩ではない独仏
オバマ大統領とプーチン大統領が会談するなどして、「共にテロと戦おう」と対イスラム国で手を携えてみせたG20。しかし、その舞台裏では、欧米首脳がロシアへの制裁延長で一致した。
だが、欧米も一枚岩とはいえない。ロイター通信によると、メルケル首相は訪露前のオランド大統領とパリで食事をして、ロシア制裁で妥協しないようくぎを刺す考えだという。
その様は、「敵の敵は味方」としながらも、あくまでも自らの国益を第一とする国際社会の激しい駆け引きとパワーゲームそのものといえそうだ。(SANKEI EXPRESS)