7度目の優勝から一夜明け、笑顔でポーズをとる横綱日馬富士(はるまふじ)=2015年11月23日、福岡県太宰府市(共同)【拡大】
2場所連続休場明けの大相撲九州場所で、2年ぶり7度目の優勝を果たした横綱日馬富士(はるまふじ、31)が千秋楽から一夜明けた23日、福岡県太宰府市の伊勢ケ浜部屋宿舎で記者会見し、「久しぶりの優勝なので、心も体もほっとしている」と心境を語った。
13日目に北の湖理事長(元横綱)が急逝。日馬富士は「昔からかわいがってもらい、けがをした時も声を掛けて励ましてくれた。心からお悔やみ申し上げたい」と沈痛な面持ちで話した。
角界に悲しみが広がる中でも、日馬富士は相撲に集中し、千秋楽は黒星だったものの、優勝を決めた。休場の原因となった右肘の負傷などが回復し、「体は元気いっぱいだった」と明かした。
来場所は横綱として自身初の2場所連続優勝が懸かる。日馬富士は「苦しんだ経験を生かし、稽古に集中したい」と話した。(SANKEI EXPRESS)