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【大相撲】日馬富士、2年ぶり賜杯 「耐え忍び」努力結実 (1/2ページ)

2015.11.23 06:20

賜杯を手に笑顔の日馬富士(はるまふじ)=2015年11月22日、福岡県福岡市博多区の福岡国際センター(榎本雅弘撮影)

賜杯を手に笑顔の日馬富士(はるまふじ)=2015年11月22日、福岡県福岡市博多区の福岡国際センター(榎本雅弘撮影)【拡大】

 大相撲九州場所千秋楽は22日、福岡国際センターで行われ、単独トップの横綱日馬富士(はるまふじ)は大関稀勢の里(きせのさと)に寄り切られたが、13勝2敗で2年ぶりとなる7度目の優勝を決めた。1差の横綱白鵬が横綱鶴竜(かくりゅう)に、平幕松鳳山(しょうほうざん)は安美錦(あみにしき)にそれぞれ敗れたため。稀勢の里は10勝5敗で、鶴竜は9勝6敗だった。

 白鵬の黒星で転がり込んできた歓喜の瞬間に日馬富士は「俺、優勝だよな」と苦笑いしつつも「精いっぱいやった結果。非常に満足している」。2場所連続休場明けで2年ぶりに抱いた賜杯の重みをかみしめた。

 積み重ねた13の白星は会心の相撲ばかりではなかった。勝てば優勝の千秋楽も稀勢の里に敗北。低い立ち合いで押し込んだが、稀勢の里得意の左差しを許す。右上手も与えては寄りを残せない。「悔いのない相撲だけを考えた」と真っ向勝負での敗戦を受け入れた。

「僕はお相撲さんだから、けがは稽古で治します」

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