気象庁は断定に慎重
しかし、近年の激しい気温上昇についてイギリスの気象庁は今年9月、「太平洋で起こる10年規模の水温変動が進行し、気候変動が(停滞期から)大きく変化した可能性がある」との報告書を発表した。日本の気象庁は「現段階で断定するのは難しい」と慎重姿勢を示しているが、気温上昇のピークはエルニーニョ現象のピークより数カ月遅れる傾向があることから、来年にかけて平均気温の高い状態が続くと予想する。
温暖化を担当する気象庁気候情報課の石原幸司調査官は「温暖化で全体的に気温が上昇しており、その中で特に高い数値が出ていることは事実だ」と話す。
世界の気温が上昇すると夏の猛暑が深刻化し、南極の氷が溶けて海水面が上昇するほか、大気中の水蒸気量が増えて大雨や突風などの極端な気象現象が起こりやすくなるといわれる。(SANKEI EXPRESS)