出産が間近に迫った11月3日に米カリフォルニア州サンフランシスコで開かれた国際会議に出席したヤフーのマリッサ・メイヤーCEO(最高経営責任者)。出産前日にも仕事をこなし、最短の産休で復帰する=2015年(ロイター)【拡大】
米IT業界ではフェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(31)が1日に妻の出産を発表し、2カ月の育児休暇を取得すると表明し話題になったばかり。だが、メイヤー氏にそんな暇はない。
中核事業売却を拒否
第1子の妊娠6カ月だった12年7月に米ヤフーの最大のライバルである米グーグルの副社長から電撃移籍しCEOに就任。携帯端末向けビジネスでグーグルに大きく出遅れた米ヤフーの再建を託された。育児と両立しながら経営改革に取り組んだが、思うような成果が出ず業績は低迷したまま。株価は今年初めから3割も下落している。
このため、株主は抜本的な再建策を要求。今月初めには、ニュース配信やメールサービスといった中核のネット事業の売却を検討していると報じられた。今年1月に表明した15.5%を保有する中国の電子商取引最大手、アリババグループの株式の売却も焦点になっていた。