遠征期間は9日間。用意が必要なのは、朝と昼を兼ねたブランチと夕食を合わせた18食と、球場で食べるケータリング食です。
「日本でお母さんが作るような料理をお願いします」「今回は、地元のおもてなし料理は、小籠包(しょうろんぽう)など飲茶(やむちゃ)くらいにしてください」
現地の宿泊先ホテルで調理長を務めている日本人シェフとメールなどでやりとりをし、失礼を承知の上で、それぞれのメニューの味付けにまで注文を出させていただきました。
さらに、「必ずご用意頂きたいもの」として、みそ汁や納豆など50品、日替わりでコロッケ、ハンバーグ、親子丼や牛丼など多様なメニューをお願いしました。すべては選手がベストなパフォーマンスを発揮できるように、との思いからです。そして、さすがのシェフは、最高の料理でこちらの要望に応えてくれました。今回の台湾での戦いで、選手たちが食事に悩むことはなかったのです。