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だし、のどごし 地下水の恵み 食感つるん、風味がふわっ 「本家尾張屋 本店」 (2/4ページ)

2015.12.27 13:00

和歌山県産の合鴨ロース肉と九条ネギがたっぷりと散らされた鴨なんば(1726円)=2015年12月17日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)

和歌山県産の合鴨ロース肉と九条ネギがたっぷりと散らされた鴨なんば(1726円)=2015年12月17日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • 甘辛く味付けされた薄揚げに九条ネギが散らされ、卵でふんわりととじた衣笠丼(810円)=2015年12月17日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 錦糸卵、三つ葉、甘辛く炊きあげたシイタケを香り高いのりで巻いた名物のそば寿し(1080円)=2015年12月17日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 年越しそばとして人気の天麩羅そば(1620円)。さっくりと揚げられたエビ、京野菜のシシトウ、ノリの天ぷらが別のお皿に盛られて提供される=2015年12月17日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • お土産として人気のそば菓子を店内でいただくことも。そば餅、蕎麦板盛合せ(216円)=2015年12月17日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 本店を任せられている専務の岡本万寿男さん=2015年12月17日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 2階の座敷は京都らしい町家の雰囲気が味わえる=2015年12月17日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)
  • 寶(たから)と染め抜かれたのれんと老舗の風格を感じさせる外観=2015年12月17日、京都市中京区(志儀駒貴撮影)

 伝統の味 鴨なんば、衣笠丼

 実は京都とそばは禅文化を通じ密接な関わりがある。お寺では数々の行事の折に「点心」としてそばをいただくのが習わしで、尾張屋でも江戸時代から寺院にそばを納めていたそうだ。

 温かい「鴨なんば」は和歌山県産の合鴨ロース肉が3枚。九条ネギをたっぷり散らしている。利尻昆布にウルメ、メジカ、さば節などから取っただしは京らしい淡い色目。15代目当主が吟味して作ったという伝統の味を変えずに継承するという味わいは、奥行きがありながらしみじみとした味を醸し出す。

 毎日、挽き立てのそば粉を使って打たれるそばを一口すすれば、つるんとした食感と風味が口の中にふわっと広がる。

 また、甘辛い薄揚げと九条ネギをふんわりと卵で閉じた「衣笠丼」。

 「京都の衣笠山にうっすらとかかる雪に例えられた、などいろいろといわれはありますが、安価な具材を手軽においしく、なおかつおなかいっぱいになる、という始末の心から生まれた、まかないが始まりではないでしょうか」と岡本さん。

 京都の丼は、七味ではなく山椒をふりかけていただくのが通。味の変化を楽しみながらも、ピリッとした辛さで食材の味を消してしまわぬようにいただくのが京風だそう。

酒のあてにモチモチそば寿司

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