世界各国をプロモーションに歩くCIMAは、国によって紹介する音楽の傾向を少しずつ変えている。人気がある音楽は「北欧とインドはヘビーメタル系。ドイツはジャズ系、カナダはフォークやブルース、米国ではシンガー・ソングライター」だとジョンストン会長は見る。日本ではまだ「はっきりした傾向が見えない」といい、ミッションのたびにえりすぐりのアーティストを連れてくる。
来日直前に起きたパリ同時多発テロでは、米国のバンドが演奏していたコンサート会場も標的になった。「もしかしたらカナダのバンドが演奏していたかもしれず心が痛む。音楽に国境はなく、心を癒やし人間らしさを取り戻す力がある。『会場で音楽を聴きたい』というファンの団結心で、テロに立ち向かうことができるはず」と話した。(藤沢志穂子/SANKEI EXPRESS)
■Stuart Johnston オンタリオ州商工会議所を経て2011年7月から現職。音楽業界のみならず金融、運輸、エネルギーなど幅広い産業に精通している。