2015年、ストリートダンス界はさまざまなことがあった。日本に入ってきて30余年の決して長いとはいえない文化なのだが、これが現在の日本にもたらしている物は数えきれない程にたくさんあり、われわれの生活のすぐ側に定着するものとなった。中でもダンス先進国と呼ばれている日本のダンサーが世界に出て活躍するニュースが絶えなかった昨年を少し振り返ってみる。
狭き門を経て
主に日本から世界へと活躍の場を広げるダンサーは2種類に分かれる。一つは日本に居ながらにして動画サイトなどでそのスタイルを認められ、海外に招聘(しょうへい)されるパターンと、もう一つは、さまざまなコンペティションに挑戦するため、または自身の仕事をつかむために自ら海外へ出てその糸口をつかむ人間だ。
どちらが難易度が高いということはなく、双方ともに相当な実力と運が必要であり、非常に狭き門である。