「未来に関する勉強をしていて空恐ろしくなった」と口をそろえるナオト・インティライミさん(右)と小林香(かおり)さん=2015年12月28日、東京都新宿区(荻窪佳撮影)【拡大】
作品はAIが進化して創造力を否定、平均寿命が130歳となり高齢者が捨てられる近未来を描く。荒唐無稽なSFのようだが、地球環境やAIの開発の速さなど各種事象を分析した先に起こりうる現実という。
「未来には夢と希望があると思っていた。でも、このままだと『シリアス・フューチャー(深刻な未来)』がやってくる」とナオト。小林は「ゼロから創造して何かを生み出せるのは人間だけ。未来がこうならないよう、今の人たちがどう生活するかを考えるきっかけになれば」と話す。
タイムスリップ疑似体験
ナオトは昨年末の大阪・京セラドーム公演に続いての大きな挑戦。「脳の違う部分を使って両方楽しむ術を覚えた」と笑う。ライブで一瞬にして観客の心をつかむ力は、演じる健二とも共通する。「未来と過去を行き来する旅の疑似体験ができるのは面白い。僕が世界を旅した時はインターネットもなくコミュニケーションは少しの英語とボディーランゲージ。現代とは言葉が違う過去や未来の人たちと話すのと似ている」