当代随一の人気グループ「嵐」のコンサートを昨年末、東京ドームで見た。5万5000人の大観衆を沸かせるすさまじい熱気。みな身体能力が高く、相葉雅紀(あいば・まさき)は気球からつるした布を使い命綱なしでサーカス張りのパフォーマンスを見せた。
嵐のメンバーたちがたびたび言及したのは、自分たちが引き継いだジャニーズのエンターテインメントを後輩につないでいくという話だった。常にチャレンジする姿勢を見せ、親しみやすく格好良く、気の利いたことを言える。そうした教育が行き届いたジャニーズ事務所には宝塚歌劇団の男版に近い側面もあろう。
その原点でもあるジャニーズ・ワールドは、2012年から東京・帝国劇場で上演され今回が4回目。Sexy Zone、A.B.C-Zなど人気グループのほか若手が総出演。舞台に情熱を燃やすプロデューサー(内博貴)を軸に佐藤勝利、中島健人(けんと)らメンバーたちが実名そのままの役柄で、瀕死(ひんし)の状態にある地球を救うため時空を超えて旅をする。作・構成・演出はジャニー喜多川。