映画「最愛の子」(ピーター・チャン監督)。公開中(ビターズ・エンド提供)。(C)2014_We_Pictures_Ltd.【拡大】
子供の誘拐が多発する中国で実際に起こった事件を題材に描いた哀切な物語。
ティエン(ホアン・ボー)の3歳の息子、ポンポンが誘拐される。彼は別居中の妻、ジュアン(ハオ・レイ)と息子を捜すが、寄せられる情報は詐欺目的かいたずらばかり。3年後、ティエンはついに地方の農村でポンポンを発見。親の顔を忘れておびえる息子を抱き上げ、追いすがる養母のホンチン(ビッキー・チャオ)を振り払って必死に走り出す-。
ピーター・チャン監督(53)が描き出すのは誘拐で破壊された2つの親子関係だ。チャオは子供への愛情をとめられないホンチンの苦悩を全編ノーメークで熱演しており、圧倒される。号泣必至。公開中。(岡本耕治/SANKEI EXPRESS)