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【フィンランド紀行】(下) 冬のラップランドでわくわく体験 (3/3ページ)

2016.1.26 11:00

北欧ラップランドの旅は真冬がお薦め。穏やかで壮大な自然が旅人たちを出迎えてくれる=2015年11月18日、フィンランド(倉谷清文さん撮影)

北欧ラップランドの旅は真冬がお薦め。穏やかで壮大な自然が旅人たちを出迎えてくれる=2015年11月18日、フィンランド(倉谷清文さん撮影)【拡大】

  • 地元の人々の楽しみは凍った湖での魚釣りだ。ドリルで氷に穴をあけ、獲物がかかるのを辛抱強く待ち続ける=2015年11月18日、フィンランド・クーサモ(倉谷清文さん撮影)
  • 日本の“かんじき”のようなスノーシューズを履いて、雪深い森の中へ。午後3時を過ぎると、早くも日没が迫ってくる=2015年11月18日、フィンランド・クーサモ(倉谷清文さん撮影)
  • トナカイ牧場で人懐こいトナカイたちと戯れたひとときも、旅のいい思い出に=2015年11月18日、フィンランド・クーサマ(倉谷清文さん撮影)
  • 汗が噴き出した身体を、白樺の小枝でバサバサ叩く。血行がよくなり、肌にもいいそうだ=2015年11月19日、フィンランド・クーサモ(倉谷清文さん撮影)
  • プロのガイドとともに歩く“ウォーキングツアー”では、大自然の中で熱々のサーモンスープが食べられる=2015年11月8日、フィンランド・クーサモ(倉谷清文さん撮影)
  • プロの陶芸家であり料理家でもあるジャーモ・ピッカネンさんのレストラン「TUNDRA」を訪ねた=2015年11月20日、フィンランド・クーサモ(倉谷清文さん撮影)
  • フィンランド・クーサモ

 私たちも本場のサウナを体験するため、湖畔に建つコテージの一つを訪ねた。

 服を脱いでスイムウエアに着替え、あらかじめ薪をたいて温度を高めておいてくれたサウナ室へ。香ばしくいぶされた煙が、鼻をつく。インストラクターの女性が焼けた石に水をかけると、熱気がものすごい勢いで部屋中に充満した。

 「もう我慢できないという状況になってから、さらに20秒か30秒我慢してくださいね」

 そうして限界まで身体を熱したあとで、雪の積もる小道を歩き、湖の氷を割ってつくった天然の冷水風呂へ飛び込むのだ。

 水温はわずか2度。冷たいというより、痛い! 大げさではなく、死ぬかと思った。3秒もじっとしていられず、走って再びサウナ室へ。同じことを繰り返すと、2回目は水風呂で少しは我慢できるようになり、3回目はまったく平気になった。寒気を寄せつけない膜が身体にできるそうだ。新陳代謝が活発化し、老廃物が身体の外に出ていくのを実感できる。

 初めての体験で病みつきになり、フィンランドの人々が「サウナなしの生活は考えられない」と言うのも納得できた。(文:作家、航空ジャーナリスト 秋本俊二/撮影:フォトグラファー 倉谷清文/SANKEI EXPRESS

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