上村さんへの暴行を知った別のグループが自宅に押しかけたことで怒りを募らせた少年は、自身がいることを伏せて上村さんを呼び出し河川敷に連れ出した。
「(上村さんは)裸で川に落ちないように脚を伸ばして座り、首の左側が切れ血が流れていた」。傷害致死罪で起訴された別の少年の供述調書には、上村さんが暴行を受けたときの様子がこう記されていた。
上村さんの首をカッターで切りつけるリーダー格の少年。上村さんは「うっ」とうめいたという。
「泳げ」。少年たちに言われるまま、極寒の多摩川に入った上村さんは、川から戻った後、「ごめんなさい」と口を動かし、目に涙を浮かべたが、暴行はそこで終わらず、リーダー格の少年が主導する形で代わる代わる首を切りつけていったとされる。