サイトマップ RSS

ハンセン病に理解を 書評バトルなどイベント開催 (2/3ページ)

2016.2.3 14:00

ハンセン病回復者の生き様を描いた小説「あん」の作者であるドリアン助川氏(右)や、大学時代にハンセン病患者・北條民雄の文学作品をテーマに論文を書いたという、中江有里(ゆり)氏(右から2人目)らがゲストとした参加した=2016年1月31日(日本財団撮影)

ハンセン病回復者の生き様を描いた小説「あん」の作者であるドリアン助川氏(右)や、大学時代にハンセン病患者・北條民雄の文学作品をテーマに論文を書いたという、中江有里(ゆり)氏(右から2人目)らがゲストとした参加した=2016年1月31日(日本財団撮影)【拡大】

  • ビブリオバトルでは、横森夏穂里さんが紹介した「生まれてはならない子として」(宮里良子著)が、観客の投票により「チャンプ本」に選ばれた(日本財団撮影)

 当日は、ハンセン病回復者の森元美代治(もりもと・みよじ)氏、書評家、作家としても知られる女優の中江有里(ゆり)氏、そして前述のドリアン氏というハンセン病文学に縁の深い3人がゲストとして登場。トークショーも行われ、作品の執筆秘話や自身の体験を絡めながら、三者三様のハンセン病への思いを語った。

 ビブリオバトルのほかにも、「世界ハンセン病の日」に向けて、1月最終週はさまざまなイベントが行われた。26日には、差別の撤廃を訴える「グローバル・アピール2016」式典を開催。各国のハンセン病回復者、人権専門家、NGO、医療関係者などが東京に集結し、差別撤廃を訴える宣言文を世界に向けて発表した。これをスタートとして、27日に世界の若いハンセン病回復者と日本の若者が語らう交流会を実施。28日から行われた「人類遺産世界会議」では、20カ国の当事者や政府機関などとともに、ハンセン病の歴史保存の可能性を協議した。このほか、14年間にわたり世界のハンセン病の現場を撮影してきた日本財団フォトグラファーの富永夏子の写真展も開催している(1月29日から、東京、大阪、福岡で順次開催)。

忘れ去られてはいけない

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ