じぶん銀行の試算では、変動金利1.5%、20年返済の2000万円を0.568%で借り換えた場合、金利変動なしという仮定で約140万円の負担減になるという。もちろん、貸し出し条件は相手先の信用度などで変わるので、一律というわけには行かないだろうが、マイナス金利の威力はかなり大きい。
日銀はこれまではマイナス金利とは逆の政策、つまり当座預金にプラス0.1%の金利を付けてきた。この0.1%は短期市場金利、さらに変動型住宅ローンなど貸出金利の目安になるわけだから、名目金利の下落に歯止めをかける。
それはデフレ容認の白川方明(まさあき)前日銀総裁の負の遺産であり、放棄したくても、民主党前政権および白川総裁時代に任命された政策委員が多数を占める間は不可能だった。今回は安倍晋三政権任命の5人が賛成し、反対票4人(うち3人は民間金融界出身)を押し切った。