事件現場となった多摩川の河川敷で黙祷する女性=2016年2月10日、神奈川県川崎市川崎区(伴龍二撮影)【拡大】
「どんなにつらいことが起きても、子供は言葉に出さない。わずかな異変をキャッチするには、子供の居場所を作って、共感しながら話を聞くことが必要だ」
こう話すのは、川崎市内で不登校の子らを支援するフリースペース「たまりば」の理事長を務める西野博之さん(55)だ。
上村さんが川崎市に転居する直前の2013年6月、島根県・西ノ島の小学校で自作絵本の読み聞かせ会を開いた元小学校教諭、杉原由美子さん(72)=島根県隠岐の島町=は込み上げる悲しみを抑えるように、「小さな命を私たち大人が受け止め、守ってあげないといけない」と訴えた。
≪上村さん母親コメント≫
意見陳述でお話ししたとおり、私たちの望みは遼太が戻ってきてくれることです。
どのような判決でも、遼太が戻ってくるわけではないので、被告人に対しても、判決に対しても、今は考えることはできません。