川崎中1殺害事件の第3回公判が開かれた横浜地裁の法廷=2016年2月4日(代表撮影)【拡大】
川崎市の多摩川河川敷で昨年2月に起きた中学1年上村遼太(うえむら・りょうた)さん=当時(13)=殺害事件で、殺人と傷害の罪に問われた無職少年(19)の裁判員裁判の第3回公判が4日、横浜地裁(近藤宏子裁判長)であり、検察側は「数ある少年事件の中で特に悪質性が高い」として不定期刑の上限の懲役10年以上15年以下を求刑した。
弁護側は最終弁論で「矯正も可能。懲役5年以上10年以下の不定期刑が相当」と主張した。判決は10日午後3時半から。
4日の審理では被害者参加制度を利用して上村さんの両親が意見陳述した。母親は涙を流しながら「言いたいことは一つ。遼太を返してほしい」と少年を見据え、「もう触れることも抱きしめることもできない。どんなに怖かっただろう、『お母さん助けて』と思っただろう」と話した。
父親は「一生恨み、憎み、許すことはない。『遼太を背負って生きていきたい』と言ったが、遼太の命はそんなにちっぽけなものではない。あまりにも軽くみている」と憤りをあらわにした。