サイトマップ RSS

【川崎老人ホーム殺人】元職員逮捕、3人殺害認める 初動捜査遅れ 「情報共有が不十分」 (3/4ページ)

2016.2.17 09:00

入所者3人が転落死した事件があった有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」=2016年8月16日、神奈川県川崎市幸区(共同)

入所者3人が転落死した事件があった有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」=2016年8月16日、神奈川県川崎市幸区(共同)【拡大】

  • 「Sアミーユ川崎幸町」で3人が転落した状況。2014年11月~12月、※年齢はいずれも当時
  • 川崎転落死事件の経過=2011年11月1日~2016年2月15日

 全て「変死」で処理

 「振り返れば、不審点が多々あった」。捜査関係者はそう話す。転落死は2014年11月~12月の未明に発生した。通報は、いずれも警察の当直時間帯。当時、遺体や現場の状況から事件性を判断する捜査1課検視官が臨場したが、事件か事故か判断できない「変死」として処理していた。

 3件とも、翌朝以降、捜査幹部らが写真確認するなどさらに精査したが、事件性を疑う判断に至らず、それぞれ別の変死となっていた。結果的に一度は殺人事件を見落とした形だが、背景には、日常的に変死の取り扱いが多数ある中で、情報を共有する態勢が不十分だった実情があるという。

 3件の転落死を担当した検視官はそれぞれ別だった上、管轄の幸署は同じ施設で死亡が相次いでいることを認識していたものの、14年12月に3人目が死亡するまで、県警本部に状況を報告していなかった。

 遺体は司法解剖されずに火葬され、事件性を裏付ける証拠は乏しい。目撃者はなく、廊下や居室には防犯カメラがない。施設内で人の動きを記録するシステムなども設置されておらず、転落前後の経緯は不明だ。

「自力は考えにくい」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ