交差点で危険な自転車運転をした市民らに警告する大阪府警の警察官。大阪は自転車運転の「危険行為」摘発数が全国最多であることが分かった=2011年10月20日、大阪府堺市堺区の南海・堺東駅前(中井美樹撮影)【拡大】
≪マナーの向上課題 専門部署で対策強化≫
大阪府では自転車による事故が多発し、運転マナーの向上が課題だ。府警は2015年4月、都道府県警で初の専門部署「自転車対策室」を設置。安全講習の受講対象となる「危険行為」が全国最多の2673件だったことについて、担当者は「対策や取り締まりを強化した結果ではないか」と冷静に受け止める。
幾つもの大通りが縦横に延びる大阪市中心部。昼夜を問わず、赤信号の交差点に進入したり、車の間をすり抜けたりする自転車が少なくない。あるタクシー運転手の男性(62)は「予想外の動きをしないか常に気をつけているが、1日に何度もひやっとする」と話す。
大阪市やその周辺は平坦(へいたん)な土地が広がり、都市部を中心に多くの人が自転車を利用する。10年の国勢調査では府民の20.9%が通勤通学に「自転車のみを利用する」と回答。全国平均の11.2%を大きく上回った。