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【東日本大震災5年】死亡届出せない 行方不明いつまで (2/4ページ)

2016.3.11 08:30

東日本大震災の津波で行方不明になった夫を思って記したメッセージと熊谷幸子さん。仏壇の周りには、死亡届を出していない夫の写真が並ぶ=2015年12月17日、岩手県陸前高田市(共同)

東日本大震災の津波で行方不明になった夫を思って記したメッセージと熊谷幸子さん。仏壇の周りには、死亡届を出していない夫の写真が並ぶ=2015年12月17日、岩手県陸前高田市(共同)【拡大】

 石巻市の成田博美さん(56)は、見つからない娘の絵美さん=当時(26)=の携帯電話を解約できない。〈お母さんばかり生きててごめんね〉。返信は来ないけれど、メールを送り続ける。宮城県気仙沼市の三浦瑠美さん(36)は、母の佐藤才子さん=当時(60)=の着物が大切な形見。「笑顔で見守ってくれる気がする」と、空を見上げる。

 青森県八戸市の中学3年幸崎廉君(15)は、夢の中で父の和彦さん=当時(45)=に話し掛けたが、返事はない。将来消防士になって「お父さんを見つける」ことが目標になった。あれから5年。これまでも、これからも、それぞれの思いは募り続けている。

 ≪独居率、3割超す≫

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の被災3県の仮設住宅と災害公営住宅の入居者のうち、3割以上が1人暮らしであることが10日、産経新聞社の独自集計で明らかになった。1人暮らしの割合(独居率)は全国と比べてもやや高く、高齢者を中心とする被災者の「孤立化」が浮き彫りとなった。被災3県の独居率は岩手が最も高く35.5%。宮城も34.5%といずれも3分の1を超えた。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、全国の独居率は27.1%(2014年6月時点)でこれを大幅に上回る結果となった。

1人暮らしの高齢者には深刻な問題

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