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【東日本大震災5年】「もう一度、故郷に行く」祖母に約束 福島県浪江町の門馬芹香さん (2/2ページ)

2016.3.12 07:30

原発事故で全町避難が続く福島県双葉郡浪江町請戸地区で、地震発生時刻の午後2時46分に慰霊碑前で手を合わせる人たち=2016年3月11日午後(鴨川一也撮影)

原発事故で全町避難が続く福島県双葉郡浪江町請戸地区で、地震発生時刻の午後2時46分に慰霊碑前で手を合わせる人たち=2016年3月11日午後(鴨川一也撮影)【拡大】

  • 福島県双葉郡浪江町の追悼式で遺族代表として、祖母との思い出を語る門馬芹香さん=2016年3月11日午後、福島県二本松市(石野哲郎撮影)

 震災は小学5年生のとき。津波が町をのみこみ、東京電力福島第1原発事故が起こった。

 一家は正子さんの安否が分からないまま、親戚のいる埼玉県入間市や、同級生が避難した新潟県聖籠(せいろう)町を転々とした。しかし、正子さんのことが気がかりな芹香さんは、新しい場所になじめなかった。通っていた小学校が再開すると知り、被災から2カ月後には南相馬の自宅へ戻った。

 正子さんを確認できたのはその1カ月後の6月。4月に発見されていたが、DNA型鑑定に時間がかかった。「遺体はすぐ見つかっていたのに…」。家族は火葬に立ち会うことができなかったことを今も悔やむ。

 あの時、140センチ程度だった身長は160センチになった。

 「ばばちゃん、私はもう高校生になったんだよ」-。今も正子さんに話したいことがたくさんある。

 今年、浪江町に正子さんの墓ができた。震災以降、浪江町に足を運んだことはなかった芹香さんは追悼式でこう誓った。

 「気持ちの整理をつけ、もう一度、浪江に行こうと思います」(石野哲郎/SANKEI EXPRESS

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