カーリング女子の世界選手権で決勝進出を決め、喜ぶ藤沢五月(左から2人目)ら日本代表メンバー。=2016年3月26日、カナダ・スウィフトカレント(AP)【拡大】
カーリング女子の世界選手権は26日、カナダのスウィフトカレントで行われ、日本代表のLS北見が準決勝でロシアに7-5で勝って決勝に進み、銀メダル以上が確定した。五輪、世界選手権でのメダル獲得は男女を通じて初めて。27日(日本時間28日午前)の決勝で2連覇中のスイスに挑む。
プレーオフでミス続出
藤沢五月と吉田知那美、夕梨花の姉妹、鈴木夕湖の4人の日本代表メンバーは先行して主導権を握った。第10エンドに追い付かれたが、延長の第11エンドに2得点して試合を決めた。
出場12チームが総当たりした1次リーグを日本はスイスと並ぶ9勝2敗で通過。25日に2強が当たる変則方式のプレーオフ初戦でスイスに敗れたが、再挑戦の権利を得た。日本は1次リーグでもスイスに屈している。
藤沢の最後の一投が、狙い通りにロシアのストーンをはじき出し、延長にもつれた接戦を制した。肩の荷を下ろした藤沢が両手を突き上げ、仲間と抱き合った。「安心した」と話すスキップの声はかすれていた。