南海電気鉄道の有料老人ホーム「南海ライフリレーションあびこ道」は、ゆったりとした作りで落ち着いた雰囲気だ【拡大】
駅のすぐそばなので、家族や友人が入居者を見舞いやすい。1人当たりの月額利用料は家賃や食費などを含め、15万9000円と平均的だ。
売上高目標は非公表だが、来年7月には稼働率を9割に高め、27年度には営業黒字化を目指す。
運輸収入は伸び悩むが、高齢化社会を反映して、沿線の高齢者人口は急増している。
このため、南海電鉄は今後、遊休地での老人ホーム運営など高齢者向け事業を増やす。
「鉄道会社ならではの沿線密着型の公共性の高い事業。住民に支持されるビジネスモデルを目指す」
南海ライフリレーションの担当者は、こう意気込む。
「元気になって鉄道使って!」
鉄道各社が関心を示す高齢者向け事業は、老人ホームだけではない。
阪神電鉄は10月、西宮駅(兵庫県西宮市)近くの線路高架下でリハビリに特化したデイサービス「はんしんいきいきデイサービス」を開設する。同社が介護事業に乗り出すのは初めてだ。