【珍島(韓国南西部)=加藤達也、ソウル=名村隆寛】旅客船「セウォル号」の沈没事故で、韓国海洋警察などは、事故発生から11日目となる26日も船内の捜索を続けたが、強い潮流や気象の悪化でたびたび中断を余儀なくされるなど、作業は難航している。
一方、合同捜査本部は26日、遺棄致死容疑などで乗員4人を新たに逮捕。これで操船担当の乗員15人が全員逮捕された。
韓国政府の対策本部は遺体の流失も懸念されるとして、捜索範囲を現場から40~60キロまで広げた。米海軍の救難艦セーフガードも同日午前、釜山に到着した。
しかし、時間の経過とともに船内捜索の条件も悪化している。捜索救難当局の幹部は「船内はベッドなどが散乱し、窓やドアなどの進入路をふさいでいる」と話した。現場には家族の強い要請で、民間業者が保有する潜水支援装置も投入される予定だったが、水中での設置に失敗し、作業効率は上がっていない。
対策本部によると、これまでの死者は計187人。いまだに115人が行方不明となっている。