さらに、具体的なゲームの運営方法については、「われわれ“ウェブ屋”の強みは、『KPI(キー・パフォーマンス・インジケーター)』という経営上の重要業績評価指標を意識して業務プロセスの改善を図る手法。ゲームでいえば、『アクティブユーザー数』『今日来たユーザーは明日も来てくれるか』『課金ユーザーが平均でいくらお金を使っているか』といったKPIを意識しながらゲームを日々更新・改善していく手法が、ブラウザ系ゲーム、特にカードバトルものにぴったりハマりました」と尾下さん。
しかし、競争の舞台は開発にお金がかかり、表現力に富んだネイティブ系に移行する。「ユーザーエクスペリエンス(顧客経験価値)を充実させる面では、ウェブ屋よりもゲーム会社さんのほうが強い。その流れで、ガンホーさんやセガさんなどが勢いを取り戻しているのが現状です」
尾下さん率いるアクセルマークも現在はネイティブ系ゲームにシフト中。昨年9月にはセガネットワークスと共同でネイティブアプリゲーム『反逆のシエルアーク』をリリース。12月末の冬休みに入って、同ゲームや定番ブラウザゲームの課金が堅調だったこともあり、今9月期第1四半期の業績を上方修正!「当社が強いブラウザ系ゲームもどこかで下げ止まるはず、と思っています。100%当たるゲームがない以上、堅実な事業展開が必要不可欠。当社が自己資本比率80%を維持してキャッシュを豊富に保有しているのも、そのためです。今後の課題はゲーム開発の『打席数×打率』をいかにして上げるかです」