そんな時価総額600-700億円の会社を率いるのは創業者で社長の林高生さん。「当社のゲーム事業はプラットフォーム別に3本の柱で構成されています。1つ目はグリーさんと行なうSNS向けゲーム。2つ目はNHNエンターテインメントさんと行なうメッセンジャーソフト向け。加えて、自社開発のネイティブ系になります。最初の2つは、グリーさん、NHNエンターテインメントさんと費用を分担し、当社がゲーム開発を行なってレベニューシェア(利益分配)をいただくビジネスモデルなので、ローリスク・ミドルリターン。最後のネイティブものは開発費も100%自社持ちなので、ハイリスク。3本柱をバランスよく使い分けている点が、他社さんにはない当社の強みと考えています」
ブラウザ系vsネイティブアプリ系の構図については、「おもしろいゲームが作りやすいという点では、ゲーム性が高いネイティブ系が優位といえるでしょう。ただ、ブラウザ系はゲームを立ち上げた後もブラウザの側を日々更新・改善できる点が開発側にとって便利ですね」
たとえば、稼ぎ頭の『ダークサマナー』は、日々の改善・更新を重視し、アプリの中にブラウザを取り込んだハイブリッド型になっているという。「最近のゲーム事業の売上高は月商約5億円です。『ダークサマナー』、競馬ゲーム『ダービーインパクト』、ギルドバトルRPGの『レギオンウォー』の3つが各1-2億円規模、その他はグリーさん向けに開発を担当した『AKB48ステージファイター』の収益やガラケー向けサイト、ツール系アプリなどです。2014年7月期中には、資本提携したNHNさんと共同で、LINE向けカジュアル系ゲームをぜひリリースしたい」と語る林さん。
LINEゲームで人気の『LINEポコパン』の規模を考えれば、広く浅く課金するだけでも巨額の売り上げ、利益を狙うことができる点が魅力といえるだろう