外形はできるだけ小さく、室内は広く、「5平方メートルカー」をキャッチフレーズに「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した「シャレード」【拡大】
「アニメ映画『となりのトトロ』では姉のサツキが妹のメイを探す場面で、同じ型に乗る人と出会います」と、史料展示館の田中剛二館長。説明板にはエンジン音が流れる仕掛けもあり、同社の原点を知ることができる。
「三丁目の夕日」
《戦時色が強まる中、軍需指定品などの需要に応じきれなくなったダイハツは昭和13年、大阪府池田町(現・池田市)に新工場を完成、増設を重ねて主力工場に成長させた。先の大戦後、再建を進めた同社はオート三輪の生産を本格再開し、24年には国内シェア27%を占める年間7200台を生産。26年に商品名と同じ現社名に改称した》
史料展示館の3階では、年代ごとの暮らしと当時のダイハツ車を紹介。1950年代のゾーンでは、これも「となりのトトロ」に登場する軽三輪トラック「ミゼット」が目を引く。昭和32年発売で、価格は当時のサラリーマンの推計年収の約6割に当たる23万円程度ながら、小回りがきくことから多い月で8500台も売れた人気車種となった。