生活臭の薄いオシャレデザイン
いつものことながら、写真で見るのと実物は結構印象が違う。実物はシュッとしていて、一言で言うとスタイリッシュ。ミニバンとしてはかなりカッコイイ。生活臭の薄いミニバンをご所望なら、この形はグッと来るのではないだろうか。デザインは全体に直線基調で、現行のゴルフ、パサートと同じテイスト。ところどころエッヂの立った造形がシャープさを際立たせる演出も同様だ。全高は166センチあるので、ゴルフシリーズで一番大きいボディかと思いきや、実はステーションワゴンタイプのゴルフヴァリアントよりも全長は4センチほど短く、取り回しは普通の乗用車感覚で大丈夫。ただし、全幅は183センチと幅広なので、道の狭い住宅街にお住いのユーザーは、車両感覚をつかむまで少し時間がかかるかもしれない。
無印良品的な「いいもの」感を醸す内装
内装で最も注目すべきは、広い室内長を実現させたホイールベースの長さ。数値で言うと278.5センチ。これはゴルフよりも15センチも長く、上級セダンのパサートより5ミリ短いだけ。おかげでキャビンの後席足元はリムジン並みの広さ。しかも背が高いので当然室内高も高く、なおかつ試乗した広報車はでっかいガラスルーフ仕様だったこともあって、まさに青天井。今回は運転席でなく後部座席メインで試乗したいと思ったくらいだ。
内装のデザインは、ゴルフ、パサートとパーツを共用していることもあり、外観同様、テイストを同じくするもの。高級感はなく尖った主張もないが、まとまりがよく、また各パーツの質感が高いので、落ち着いた「いいもの」感がにじみ出ている。「無印良品」的とでも言おうか。フォルクスワーゲンの車種全般に言えることだが、輸入車に乗りたいけど、目立ちすぎるのは嫌、という微妙なユーザー心理に訴えかけるものがある。