さらに3階へ。展望施設「スカイテラス」は、世界遺産の東寺五重塔、京都タワーを一望できるパノラマ風景が広がる中、新幹線から在来線まで運行され、2階の「鉄道ジオラマ」以上に本物の興奮が味わえる。
休憩は2階にある約250席あるレストランで。窓から京都の景色を眺めながら、「梅小路扇形車庫カレー」(1千円)や「ドクターイエローオムライス」(同)など約10種類の食事を楽しめる。
お土産は、出口付近にある明治37(1904)年建設の京都市指定有形文化財、旧二条駅舎で購入できる。ここには「ミュージアムショップ」が設置され、同館オリジナルの八ッ橋(540円)や「プラレール京都鉄道博物館スペシャルセット」(4752円)など約2千点の商品を販売する。
梅小路の活性化に一役
JR西によると、京都鉄道博物館は延べ床面積約3万平方メートル。車両53両を含め約7万5千点を展示し、鉄道の歴史や文化などを紹介する施設だ。JR東日本、JR東海がそれぞれ運営する鉄道博物館に比べると、「展示車両で初号機が多いのが特徴」(JR西関係者)と展示の“質”の面で自信を示す。