「F-35」vs「A-10」 性能比較試験だけで決着が付くのか? (3/4ページ)

2016.7.10 17:06

  • 編隊飛行するA-10(米空軍HP)
  • GPS誘導爆弾「GBU-31」の投下テストを行うF-35。地上攻撃の能力が試される(米空軍HPより)
  • 30ミリ機関砲を試射するA-10(米空軍HPより)
  • 飛行前点検を行うA-10(米空軍HPより)
  • 飛行状態でも半分露出しているA-10の主輪。不時着に対応した工夫だ(岡田敏彦撮影)
  • A-10の主武装の30ミリ砲(アベンジャー)。F-35に対し大きなアドバンテージだと評価する意見もある(岡田敏彦撮影)


 垂直尾翼も第二次大戦時の爆撃機のように2枚とし、片方が破損しても操縦性を担保できる。結果、水平・垂直尾翼はエンジン排気口を囲むような形となり、赤外線追尾ミサイルへの対抗措置となった。前線でも修理が容易にできるよう、大型部品を左右共通にするなどの工夫もある。主輪(タイヤ)は格納時でも半分は下に突き出した形で、不時着時の破損を減じている。

 引退の危機

 CASの重要性はベトナム戦争で再認識され、A-10はその反省から生まれた。冷戦終結で一時はお払い箱になりかけたが、1991年の湾岸戦争でイラク地上軍に無双の強さを見せ現役延長措置がとられた。だが、どの機体も老朽化し始めており、予算配分の都合もあって2022年までに引退することが決まっているとされる。問題は、引退してF-35に後を譲るか、大規模改修で延命するかにあるのだ。

 後継がF-35というのも、陸軍の不信に輪をかけている。搭載できる爆弾などの量は約7トンでA-10とほぼ同様だが、機内に収容できるのはわずかで、翼の下に吊り下げるとステルス性能が大幅に減じられるとされる。また30ミリ機関砲はなく、A-10のように長時間戦場に留まり攻撃し続ける能力にも欠けるのだ。

一方のA-10もCASで完全無欠というわけではない

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