「偽りの歴史」韓国軍に英雄いない 教科書ヒーロー、実は敵前逃亡兵だった?! (4/6ページ)

2016.8.7 07:17

  • 朝鮮戦争時のモスキート任務に使われた機体。米国の博物館で復元したもの(米空軍HPより)
  • 朝鮮戦争でモスキート任務に使われたT-6テキサンの改造機(米空軍HPより)
  • 朝鮮戦争時、モスキート任務に使われたプロペラ機。ジェット機より速度が遅かったが、地上観測には適していた(米空軍HPより)
  • 北朝鮮軍が主力としたT-34/85戦車。朝鮮戦争が始まったとき、韓国軍にはT-34に対する有効な対戦車兵器はほとんどなかった(岡田敏彦撮影
  • 米国製のP-51マスタング。第二次大戦後はF-51と登録名が変更された。朝鮮戦争では、空中戦はジェット機の仕事となり、プロペラ機は地上攻撃に使われた。(岡田敏彦撮影)
  • 朝鮮戦争で国連軍の一翼を担った英陸軍のセンチュリオン戦車(岡田敏彦撮影)
  • 朝鮮戦争で、空中戦において高い性能を持つソ連のMig-15が前線に現れ、劣勢に立った国連軍は急きょ最新鋭の米国製戦闘機F-86セイバーを投入。第二次大戦での熟練パイロットらが空中戦を繰り広げた(岡田敏彦撮影)
  • 米国の戦闘機「コルセア」も朝鮮戦争では主に戦闘機としてではなく地上攻撃に使われた(岡田敏彦撮影)
  • 英国空軍のジェット戦闘機「ミーティア」。第二次大戦末期に登場したが、5年後の朝鮮戦争ではすでに空中戦では2線級だった。(岡田敏彦撮影)
  • Mig-15やF-86と同様に後退角をもつ主翼を備えた米国のF-9Fクーガー。空中戦はジェット機同士の戦いとなり、前線への投入が急がれたが、クーガーは休戦までの投入は間に合わなかった。(岡田敏彦撮影)
  • 朝鮮戦争で北朝鮮側の主力航空戦力として猛威を振るったMiG-15(米空軍HPより)
  • 朝鮮戦争初頭、北朝鮮軍のMiG-15が優勢のなか、国連軍の切り札として登場したF-86セイバー(米空軍HPより)
  • 朝鮮戦争で国連軍として参戦した米空軍のF-86セイバー戦闘機。派手なマークは、後に宇宙飛行士となるジョン・グレン少佐の乗機。(米空軍HPより)
  • 「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を在韓米軍に配備することを決定したと発表し、握手を交わす米韓関係者=7月8日、ソウルの韓国国防省(聯合=共同)
  • THAADの発射実験=2010年6月、ハワイ・カウアイ島(AP)
  • 国家安全保障会議で発言する韓国の朴槿恵大統領=14日、ソウル・青瓦台(聯合=共同)
  • ハワイ・カウアイ島で行われたTHAADの発射実験=2010年6月(AP)


 背景には、朝鮮戦争の休戦から現在に至るまで、北朝鮮と韓国で続くプロパガンダ合戦がある。

 朝鮮戦争時に国連軍総司令官だったマシュー・リッジウェイ将軍が「韓国軍の態度だけが私の悩みだった。中国軍は韓国軍部隊を次々と敗走させ、そのたび韓国軍は補充困難で高価な多数の(米国供与の)装備を放棄した」と自著で呆れるほど敵前逃亡が繰り返された韓国軍。休戦後に政府と軍を再建し、北朝鮮と対峙するうえで、勇敢に戦った英雄が必要だったのだ。それが例え「作られた英雄」であっても。こんな“架空戦記”は、韓国では珍しくない。

 モスキート

 米軍の「バウト・ワン作戦」もその一例だ。韓国の“定説”では、10人の英雄が登場する。朝鮮戦争勃発時、創設されてまもない韓国空軍の選り抜きのパイロット10人が、米国製の戦闘機を受け取るため日本の在日米軍基地に到着。米軍の戦闘機(F-51マスタング)に乗るや韓国に向けて飛び立ち、その足で朝鮮半島での地上攻撃に活躍した-というのだ。

しかし、当時の米軍パイロットの回顧録によると事情は異なる

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

「ソナエ 安心のお墓探し」では、厳選されたお墓情報を紹介! 相続、葬儀、介護などのニュースもお届けします。