着座位置が高めで視界はいい。ハンドルから伝わる安心感は「さすがボルボ」といった印象。直線はもちろん、ハンドルを切ったり戻したときでも非常に安定している。レスポンスもよく、シートのフィット感も高いので、クルマとの一体感が強く感じられる。
高速道路に合流し、アクセルを強めに踏んでみた。一瞬のターボラグはあるが、大きくもたつくほどではない。ちなみにエンジン回転数を示すタコメーターの表示は、ガソリン車の8000rpmに対してディーゼルは6000rpm。力強く加速する「D4」エンジンは、ピークトルクを発生する2500回転を超えると一段落する印象だ。最近試乗したV40のガソリン車は加速がスムーズでターボラグにも正直気づかなかったが、やはりディーゼルではガソリン車ほどの伸びは体感できなかった。
優秀な「アダプティブ・クルーズ・コントロール」
ここでボルボの先進技術の一つ「アダプティブ・クルーズ・コントロール」(ACC)を試してみる。ACCはドライバーが設定した上限速度までの範囲内で先行車を自動追従し、交通の流れに合わせて前走車との車間距離をモニタリングしながら加速・減速から停止まで完全自動制御するシステムだ。
すべてはハンドル左側のスポークに配置したスイッチで操作ができる。例えば上限速度を80キロに設定すれば、先行車が80キロ以内で走行する間はずっと追従を続ける。前車が60キロまで速度を落とせばこちらも一定の車間距離を保ちながら減速し、ふたたび速度が上がればV60も加速して後追いする。車間距離もボタン操作ひとつで簡単に設定が可能。高速道では万が一に備えて長めに距離をとったほうがいいだろう。