【試乗インプレ】新型マツダ・CX-5は独プレミアム勢を追撃できるか(前編) (3/5ページ)

  • 京都・祇園にて。マツダ・CX-5
  • マツダ・CX-5
  • 京都・祇園にて。マツダ・CX-5
  • 渓流沿いを走る国道477号線にて。マツダ・CX-5
  • 京都・祇園、四条大通りに停めたマツダ・CX-5。奥には八坂神社が見える
  • SKYACTIV-G、直4自然吸気2.5リッター。マツダ・CX-5
  • 室内もクールにまとめられて質感高し。ちょっとアウディ風味か。マツダ・CX-5
  • 京都・祇園、「仮名手本忠臣蔵」にも登場する一力茶屋(万亭)の前で。マツダ・CX-5
  • 京都・祇園、「仮名手本忠臣蔵」にも登場する一力茶屋(万亭)の前で。マツダ・CX-5
  • 京都・祇園にてマツダ・CX-5
  • 京都・祇園にてマツダ・CX-5
  • 京都・祇園にて。マツダ・CX-5
  • 渓流沿いを走る国道477号線にて。マツダ・CX-5
  • マツダ・CX-5
  • 先代に比べ、グリルが横に拡大され目つきも鋭くなった。マツダ・CX-5
  • 後ろからあおられたくない顔ですな。マツダ・CX-5
  • かっけー…と素直に称えておこう。まじかっけー。マツダ・CX-5
  • 消灯するとこれがまたシブい。マツダ・CX-5
  • マツダ・CX-5
  • マツダ・CX-5
  • マツダ・CX-5
  • 前から見て美しいのはロングノーズだから。微妙に逆スラントしたグリルもスタイルを引き締める。マツダ・CX-5
  • ローアングルから見上げると、写真からでもSUVらしい押し出し感がわかる。マツダ・CX-5
  • リアガラスは結構寝かされている。マツダ・CX-5
  • あ、この角度いいわぁ。マツダ・CX-5
  • 引き締まったお尻。マツダ・CX-5
  • マフラーは左右2本出し。マツダ・CX-5
  • タイヤサイズは前後とも225/55R19。画像は前輪。マツダ・CX-5
  • 後輪。マツダ・CX-5


 隣を走るクルマの走行音など車外の騒音や自車のエンジン音、風切り音についてはよく抑えられていて、遮音レベルが非常に高い。ここは市街地走行での印象そのままだ。あるいは、後輪からのノイズも絶対値としてはさほど大きくないのかもしれないが、他の騒音が聞こえにくくなっていることで相対的に目立ってしまっているのかもしれない。大竹氏がアクセラで指摘したほどの不快感は感じなかったものの、ここさえ改善されれば…という非常に惜しいマイナスポイントではある。

 またドイツ車的な乗り味から期待した直進安定性もあと一歩。国産車としては十分合格ラインの安定感ではあるのだが、ドイツ車のようにレールの上を走っているかのようなビシッとした感覚にまでは到達していない。

 本革シートはセミバケット形状でサイズはゆったりめ。おろしたての車両のため革はまだ固さが残っていて、体のラインへのフィット感は少なめだが、形状が適切で運転疲れは感じない。お馴染みとなったマツダこだわりのペダル配置も、自然な運転姿勢を保たせることで運転疲れの解消に役立っていると思われる。

 厳しいことも書いたが、基本的なツーリング性能は総じて高く、遠乗りしたいと思わせる魅力は十二分に備えている。

 SUVなのにワインディングが楽しい

 京都で一般道に下りて祇園の街中で撮影をした後、名所・三千院の脇を経由して国道477号を大原の山の中へ。曲がりくねった道をしばらく走ると中央線は消え、道幅が狭い崖沿いの山岳道となる。平日の午前中とあって、観光客やサイクリスト、バイカーの姿はなく、時折地元のクルマが通るのみで、ほぼ“貸し切り”状態。急勾配や半径の小さいカーブが延々続くこの道で、登坂(下坂)性能とハンドリングを試してみる。

腰高感なし、修正舵ほぼなし、これってGVC効果?