【試乗インプレ】狭い、酔う、でも楽しい! レクサスのレーシングカーで豪雨の富士を激走 (3/5ページ)

  • 雨の富士を走行する筆者運転のレクサス「RC F GTコンセプト」
  • レクサスRC Fの走行性能をさらに引き上げた「RC F GTコンセプト」
  • 「RC F GTコンセプト」の運転席
  • ピットガレージにたたずむレクサスの「RC F GTコンセプト」。メカと話をする大嶋和也選手(白のスーツ)
  • レクサスの「RC F GTコンセプト」で富士のメインストレートを疾走する一般参加者
  • 大嶋和也選手が操縦する「RC F GTコンセプト」に同乗したが、1周で車酔いしてしまい緊急ピットインする羽目に…
  • 天井裏のバーをつかみながらロールケージを乗り越え、バケットシートに滑り込む。足元は相当狭い
  • この姿勢で乗り込むには体幹の強さも必要。ヘルメットをかぶった頭をぶつけずに乗るのは至難の業
  • フルバケットシートと5点式シートベルト
  • ロールケージに守られたキャビン
  • 市販車とは明らかに異なるコックピット
  • ウインドー越しにロールケージが見える
  • エンジンを始動するときは①写真の赤いレバー(サーキットブレーカー)を時計回りに回す②その下のイグニッション(トグルスイッチ)をONにする③メーターパネル横のエンジンボタンを押す
  • レース用ブレーキ(キャリパ、ディスク、パッド)と300/680R18サイズのスリックタイヤ
  • 大きなダウンフォースを発生するレース用のリヤウイング
  • 左右4本出しのマフラー
  • 右リヤの給油口
  • ガレージに並ぶレクサスの「RC F GTコンセプト」
  • 溝がないスリックタイヤ(上段)とレインタイヤ
  • 一般参加者のために用意されたヘルメットやインカム
  • カーボン製のドア。重量はおそらく5キロ前後のはず
  • 富士スピードウェイのピットガレージにたたずむ、レクサスの「RC F GTコンセプト」
  • タイヤハウス内の熱を逃がすエアアウトレット
  • レクサスの「RC F GTコンセプト」はエアジャッキを搭載。圧縮窒素を入れて持ち上げる
  • ピットでタイヤ交換を行うメカニック
  • ピットでタイヤの着脱を行うメカニック
  • レクサスの「RC F GTコンセプト」はエアジャッキを搭載。タイヤ脇の差込口から圧縮窒素を注入して車体を持ち上げる
  • フロント部には整流効果とダウンフォースを発生させるカーボン製スポイラーとカナードを装着している
  • レクサスの「RC F GTコンセプト」に乗り込む一般参加者(オフィシャル写真)
  • 雨の富士を駆けるレクサスの「RC F GTコンセプト」
  • レーシングスーツに着替えた筆者。ささっと自撮りしたが、レクサスのスタッフさんに撮ってもらえばよかった…
  • 車幅とほぼ同じ長さの大型リヤウイング。まるでスーパーGTのマシン
  • 大きく張り出したフェンダー。資料上のタイヤ幅は280ミリ(別の写真の通り300ミリを履いた展示車両もあった)
  • 軽量・高剛性のカーボンボンネット
  • レクサスの「RC F GTコンセプト」
  • レクサスの「L」がモチーフのテールランプと、大きく張り出したリヤのフェンダー
  • 「RC F GTコンセプト」の3眼ヘッドランプと「L」字のポジションランプ
  • ドア開口部にもロールケージを組んでおり、バケットシートの縁も高いため、車両への乗り込みは非常に困難
  • ダッシュボードの造形以外、ベース車のRCFと類似するものは何一つない
  • フルバケットシートと5点式シートベルト。ドライバーの肩越しに車内を冷却するクーリング用パイプも見える
  • カーボンボンネットとエアアウトレット
  • エンジンを始動するときは①写真の赤いレバー(サーキットブレーカー)を時計回りに回す②その下のイグニッション(トグルスイッチ)をONにする③メーターパネル横のエンジンボタンを押す
  • スーパーGTの“最速男”と呼ばれる立川祐路選手
  • 車幅とほぼ同じ長さのリヤウイング
  • カーボンパーツの採用で軽量化を図っている
  • カーボン製ボンネットと「LEXUSF」の文字
  • 筆者が着用したフルフェイスのヘルメット、グローブと、衝突時に首を保護する(HANS)ハンス
  • レクサスのイベントに参加したドライバーのみなさん(右から)立川祐路選手、石浦宏明選手、大嶋和也選手、国本雄資選手、片岡龍也選手、中山雄一選手
  • こちらはレクサスのスーパーカー「LFA」。2年前に運転しましたが、今回はプロドライバーとの同乗のみ
  • こちらはレクサスのスーパーカー「LFA」。2年前に運転しましたが、今回はプロドライバーとの同乗のみ


 エンジンのかけ方も市販車とは全く異なり、3段階のステップを踏む必要がある。(1)センタークラスターの赤いレバー(サーキットブレーカー)を時計回りに回す (2)その下にあるイグニッション用トグルスイッチをONにする (3)メーターパネル横のスタートボタンを押してエンジンを始動する、といった手順だ。エンジン性能に手を加えていないとはいえ、車内に響くサウンドがRC Fのものよりさらに重厚に聞こえたのは、気のせいだろうか。とにかくドライバーをやる気にさせる痺れるサウンドである。

 圧倒的な動力性能

 メカニックの合図とともにピットを出てメインコースに合流する。富士は朝からあいにくの雨模様。出走するころにはかなり雨脚が強くなっており、運転に支障をきたさない程度にうっすらと霧も発生していた。残念ながら、このコンディションではスリックを履くわけにもいかず、レインタイヤでの試乗となった。

 同乗する大嶋選手のアドバイスに耳を傾けながら、徐々にスロットルを開放していく。「ブロロロ…」と唸るエンジン音は飾りでも何でもなく、ペダルを少し踏んでやるだけでマシンが力強く加速。幅280ミリの大きな接地面積を誇るタイヤを履いていることもあり、濡れた路面でも圧倒的なグリップ力を発揮する。ウエットコンディションに最初は緊張気味だったのだが、これで一気に安心感が高まった。

 マシンや路面状況に慣れてきたところで、アクセルペダルに思いっきり力を入れてみる。5リッターV8エンジンが刺激的なサウンドを奏でながら強大なエネルギーを生み出し、後輪で路面を力強く蹴り出すと時速はあっという間に200キロ近くに達する。まるでA地点からB地点まで瞬間移動をしているかのような速さ。しかも、激しい雨の中でもスピードに乗ったマシンは抜群の安定感を維持しながらストレートを突き進む。回してなんぼのNAエンジンは5000~6000回転を超えても余裕で加速。いまどき希少な大排気量NAの“体がシートに吸い付く”ような伸び感は、やみつきになる快感を味わえる。ちなみに路面コンディションを考慮して時速200キロ手前でアクセルを緩めたが、ドライなら280キロ前後は出せるだろう(筆者は以前、RC Fで最高240キロを記録)。

筆者が特に苦労したのは…