【試乗インプレ】狭い、酔う、でも楽しい! レクサスのレーシングカーで豪雨の富士を激走 (5/5ページ)

  • 雨の富士を走行する筆者運転のレクサス「RC F GTコンセプト」
  • レクサスRC Fの走行性能をさらに引き上げた「RC F GTコンセプト」
  • 「RC F GTコンセプト」の運転席
  • ピットガレージにたたずむレクサスの「RC F GTコンセプト」。メカと話をする大嶋和也選手(白のスーツ)
  • レクサスの「RC F GTコンセプト」で富士のメインストレートを疾走する一般参加者
  • 大嶋和也選手が操縦する「RC F GTコンセプト」に同乗したが、1周で車酔いしてしまい緊急ピットインする羽目に…
  • 天井裏のバーをつかみながらロールケージを乗り越え、バケットシートに滑り込む。足元は相当狭い
  • この姿勢で乗り込むには体幹の強さも必要。ヘルメットをかぶった頭をぶつけずに乗るのは至難の業
  • フルバケットシートと5点式シートベルト
  • ロールケージに守られたキャビン
  • 市販車とは明らかに異なるコックピット
  • ウインドー越しにロールケージが見える
  • エンジンを始動するときは①写真の赤いレバー(サーキットブレーカー)を時計回りに回す②その下のイグニッション(トグルスイッチ)をONにする③メーターパネル横のエンジンボタンを押す
  • レース用ブレーキ(キャリパ、ディスク、パッド)と300/680R18サイズのスリックタイヤ
  • 大きなダウンフォースを発生するレース用のリヤウイング
  • 左右4本出しのマフラー
  • 右リヤの給油口
  • ガレージに並ぶレクサスの「RC F GTコンセプト」
  • 溝がないスリックタイヤ(上段)とレインタイヤ
  • 一般参加者のために用意されたヘルメットやインカム
  • カーボン製のドア。重量はおそらく5キロ前後のはず
  • 富士スピードウェイのピットガレージにたたずむ、レクサスの「RC F GTコンセプト」
  • タイヤハウス内の熱を逃がすエアアウトレット
  • レクサスの「RC F GTコンセプト」はエアジャッキを搭載。圧縮窒素を入れて持ち上げる
  • ピットでタイヤ交換を行うメカニック
  • ピットでタイヤの着脱を行うメカニック
  • レクサスの「RC F GTコンセプト」はエアジャッキを搭載。タイヤ脇の差込口から圧縮窒素を注入して車体を持ち上げる
  • フロント部には整流効果とダウンフォースを発生させるカーボン製スポイラーとカナードを装着している
  • レクサスの「RC F GTコンセプト」に乗り込む一般参加者(オフィシャル写真)
  • 雨の富士を駆けるレクサスの「RC F GTコンセプト」
  • レーシングスーツに着替えた筆者。ささっと自撮りしたが、レクサスのスタッフさんに撮ってもらえばよかった…
  • 車幅とほぼ同じ長さの大型リヤウイング。まるでスーパーGTのマシン
  • 大きく張り出したフェンダー。資料上のタイヤ幅は280ミリ(別の写真の通り300ミリを履いた展示車両もあった)
  • 軽量・高剛性のカーボンボンネット
  • レクサスの「RC F GTコンセプト」
  • レクサスの「L」がモチーフのテールランプと、大きく張り出したリヤのフェンダー
  • 「RC F GTコンセプト」の3眼ヘッドランプと「L」字のポジションランプ
  • ドア開口部にもロールケージを組んでおり、バケットシートの縁も高いため、車両への乗り込みは非常に困難
  • ダッシュボードの造形以外、ベース車のRCFと類似するものは何一つない
  • フルバケットシートと5点式シートベルト。ドライバーの肩越しに車内を冷却するクーリング用パイプも見える
  • カーボンボンネットとエアアウトレット
  • エンジンを始動するときは①写真の赤いレバー(サーキットブレーカー)を時計回りに回す②その下のイグニッション(トグルスイッチ)をONにする③メーターパネル横のエンジンボタンを押す
  • スーパーGTの“最速男”と呼ばれる立川祐路選手
  • 車幅とほぼ同じ長さのリヤウイング
  • カーボンパーツの採用で軽量化を図っている
  • カーボン製ボンネットと「LEXUSF」の文字
  • 筆者が着用したフルフェイスのヘルメット、グローブと、衝突時に首を保護する(HANS)ハンス
  • レクサスのイベントに参加したドライバーのみなさん(右から)立川祐路選手、石浦宏明選手、大嶋和也選手、国本雄資選手、片岡龍也選手、中山雄一選手
  • こちらはレクサスのスーパーカー「LFA」。2年前に運転しましたが、今回はプロドライバーとの同乗のみ
  • こちらはレクサスのスーパーカー「LFA」。2年前に運転しましたが、今回はプロドライバーとの同乗のみ


 圧倒的な空力性能がもたらすダウンフォース(車体を路面に押し付ける力)の利いた走りにも手を焼いた。コーナリング速度が速いため、普段はまず感じることのない強い横Gが何度も体を襲うのだ。結果的に自分で運転中に車酔いするという初めてのハプニングを経験してしまった。レーシングカー、恐るべし-。

 誰でも簡単に非日常体験

 RC F GTコンセプトの最大の魅力を挙げるなら、やはり「レーシングカーの走行性能をプロドライバーでなくても楽しめる」ということだろう。その走行感は市販車とは大きくかけ離れており、一つひとつのアクションがドライバーにとって非日常体験となるのだが、それを味わうのにプロ並みの高度な運転技術も特殊なドライビングライセンスも必要としない。せっかくこんなに楽しいマシンを作ったのだから、今後「誰でもサーキットに来れば気軽にRC F GTコンセプトで遊べます」なんて日が来ることを一人のクルマ好きとして期待してしまう。

 筆者が運転した翌日には、倍率50.7倍の難関を突破した8名の一般参加者が晴天のもと、先導車のいないフリー走行やリレー方式のレースなど様々なイベントを体験した。彼らに話を聞くと「サーキットを走るのは初めてです」という参加者がほとんど。RC F GTコンセプトについて「速い・止まる・曲がるがしっかりしていて乗りやすかったです」「恐怖心はありませんでした」と存分に楽しんだようで、中には「220キロまで出しました」なんて人もいた。大嶋選手も「プロが乗っても十分楽しめるレーシングカーです」と太鼓判を押すRC F GTコンセプト。もし興味のある読者は、次回の「レクサス・アメージング・エクスペリエンス」にぜひ応募してみてはどうだろうか。

参加GTドライバー

 立川祐路、石浦宏明、大嶋和也、国本雄資、片岡龍也、中山雄一(敬称略)

主なスペック レクサス「RC F GTコンセプト」(試乗車)

全長×全幅×全高:4760×1963×1380ミリ

車両重量:1493キロ

エンジン:V型8気筒DOHC

総排気量:5リットル

最高出力:351kW(477ps)/7100rpm

最大トルク:530Nm(54.0kgm)/4800~5600rpm

パワーウェイトレシオ:3.13キロ/ps

空力:フロントスポイラー/リヤウイング

内装:ロールケージ装着/フルバケットシート

フロントブレーキ:レース用キャリパ/ディスク/パッド

リヤブレーキ:レース用パッド

トランスミッション:8速AT/パドルシフト

駆動方式:後輪駆動

タイヤサイズ:280/680R18(レース専用スリックタイヤ)

定員:2名

ステアリング:左

車両本体価格:試作車