OECD会議で中国、台湾を締め出し 異例の出席妨害 民進党政権の発足前に圧力 

 

 【台北=田中靖人】台湾の経済部(経済産業省に相当)は19日、経済協力開発機構(OECD)がベルギーで開いた国際会議で、台湾代表団が中国側の抗議により一部会合に出席できなかったと発表した。5月に民主進歩党政権が発足するのを前にした、中国側の圧力の一環とみられる。

 会議はOECDの鋼鉄委員会が、世界的な過剰生産などを議題に18日に開いたシンポジウムで、各国・地域当局や製鉄企業の代表が参加。経済部などによると中国側は政府関係者限定の会合で、議長を務めるベルギー副首相側に台湾当局者の出席中止を要求、台湾側は出席できなかった。

 中国はOECD加盟国ではなく「主要パートナー」。台湾は同委員会などの「参加者」として関連会合に出席している。2005年に同委員会にオブザーバーとして参加して以来、中国側による妨害は初めてという。