発がん性物質が検出されたとして回収された農心の即席ラーメン「ノグリ」のパッケージ(農心ジャパンのホームページから)【拡大】
中国では「辛ラーメン」にも飛び火…売り上げ4割減
農心や食薬庁は「生涯食べ続けても健康に害はないレベルだ」と強調したが、食の安全に敏感な消費者は過剰反応を示した。
インターネットでは「発がん性物質が含まれた農心のラーメンは絶対食べてはいけない」「10年以内に農心のラーメンを一度でも食べた人はがん検診を受けるべきだ」との根拠のない書き込みが相次ぎ、不安をあおった。
韓国での回収命令に日本も即座に反応。韓国食薬庁の方針決定の翌日には厚生労働省が該当製品を輸入した業者に自主回収を指導するよう自治体に要請。韓国食品を扱う店舗に加え、農心商品を取り扱う大手スーパーの棚からも一斉にノグリが消えた。
回収騒動はノグリが流通する台湾や香港にも広がり、一部店舗が販売する米国やマレーシアでも撤去の動きが出た。
中国では、メディアが「韓国の辛ラーメンから発がん性物質が検出された」と報道。辛ラーメンは発がん性物質とは全く関係がないが、農心を代表する商品だけに誤解され、とんだとばっちりを受けた。韓国メディアによると、そもそも中国で売られる製品は現地で生産されるため、回収原因となったかつお節を使ってさえいなかった。