ヤフーは平成24年度、電子商取引やスマホ向けゲームの共同開発、食品宅配サービスなど、異業種と共同でさまざまな事業に乗り出した。
若者や主婦層に浸透しつつあるFXもその一つだ。ヤフーは昨年12月、インターネット広告事業などを運営するサイバーエージェントから210億円でFX事業を買収することで合意した。FXを足がかりにインターネットでの金融事業を展開するつもりだ。
サイバーFXの社長に就任した伊藤雅(まさ)仁(ひと)氏は、金融やインターネットの業界で実績を積んできた。伊藤社長は「ヤフーがやるからには業界首位を目指す。数年内には実現したい」と意気込む。
スマホ普及も後押し
FX市場は活気づいている。昨夏から秋にかけて、為替相場の動きが小さいため売買高が低空飛行を続けていたが、11月中旬から始まった「安倍相場」で状況が一変。東京金融取引所のFX「くりっく365」の2月の1日平均取引数量は約35万枚と、約1年3カ月ぶりの高水準だった。