昨年12月、新ファンタジーランドの開業を盛大な花火で祝った米フロリダ州のディズニーワールド。しかしここで、車いすの障害者を雇った列飛ばしのための“極悪ツアー”が横行していたことが発覚、空港でもセキュリティ・チェックの列を飛ばす“偽車いす”利用者の激増が問題化している(ロイター)【拡大】
ちなみにこの“極悪ツアー”の存在は、自著執筆のためニューヨークの富裕層の日常行動などを調べていた女性社会人類学者のウェンズデイ・マーティンさんがたまたま発見したそうです。
マーティンさんは米名門イェール大学で比較文学などの博士号を取得、イェール大学などで文化学について教鞭(きょうべん)を取る傍(かたわ)ら、ニューヨーク・ポスト紙に子育て問題に関し定期寄稿していますが、今回の“極悪ツアー”に関し「ごく少数が(外部に知られぬよう)非常に注意深く利用していた」と指摘しています。
そしてこの“極悪ツアー”の報道と前後して、偶然にも米国では車いすに関する報道が米の3大ネットワークを中心に過熱していました。5月13日付米CBSテレビや5月16日付米ABCテレビ(いずれも電子版)などは、全米の主要空港で多発する車いすを不正利用したセコ過ぎるズル行為の実態をリポートしていたのです。
米の空港では、車いすの利用者はセキュリティー・チェックの長い行列に並ばなくても優先的にチェックを受けられるのです。