“アベノリスク”の裏をかく 日本株から降りるのはまだ早い? (7/9ページ)

2013.10.9 08:00

 日本国内では、法人税減税など消費税増税のマイナス分をカバーする政策に期待が集まっているが、すでに相場は金融緩和によってジャブジャブとなった資金が相場を押し上げる「金融相場」から、好業績銘柄が買われる「業績相場」に移行しており、日本の政策だけで株価が大幅に押し上げられる期待は薄いという。「ボックス相場で勝つには、株価が急落している銘柄のリバウンドを拾うか、景気や相場動向とは関係性が薄い、確実に伸びるマーケットを持っている中小型の成長株を狙うかのどちらかがいいでしょう。年明け以降は勝率も高くなっていますし、軽減税率の廃止や消費税の増税などの悪影響もいったんは落ち着くはずです。短期リバウンド拾いか、中小型成長株投資以外では、年明けの相場反転を待つべきだと思います」(西村さん)

 ファイナンス続々で需給悪化へ。狙いは増資済み銘柄と鞍替え候補

 常に独自の発想で相場分析や銘柄紹介を行なう、SBI証券の藤本誠之さん。今年いっぱいは株式の需給悪化を予想するが、そんな中、今回もほかの専門家とは違う視点で注目材料・銘柄を紹介する!

「まず、東京オリンピック開催が第一条件」

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