一方、この問題は毎年のように騒がれており、「どうせ直前で回避されるだろ」という、うがった見方もあります。ですが、1995年のクリントン政権時に、この問題をめぐって米国政府が一時的に閉鎖した過去があります。意外にも侮れない問題なのです。
そしてそれを懸念してかFRB(連邦準備制度理事会)のバーナンキ議長は、9月のFOMC(連邦公開市場委員会)で投資家の予想を裏切り、金融緩和縮小を行なわず、景気下支え策を続投しました。
しかしFRBは、本当は少しでも早く金融緩和を縮小したいはずです。というのも、金融緩和を続ければ続けるほど、FRBの財務が悪化するからです。金融緩和を行なうために、FRBは民間銀行から長期国債を買い入れ、代わりに民間銀行は現金を手にしました。