電力・ガスの新規参入率の推移【拡大】
実は、都市ガスの大口部門の小売り自由化は1995年から始まり、電力より5年も早かった。
ガス事業者でつくる日本ガス協会によると、2011年度末の新規参入事業者の割合(販売量ベース)は、電力の3.56%に対し、ガスは17.0%。同協会は「ガス市場の方が自由化が進んでいる」と主張する。
家庭分野は自由化されていないが、オール電化戦略を打ち出す電力各社やプロパンガス事業者との顧客争奪戦は既に激化しており、「完全自由化してもこれ以上価格が下がるだろうか」(大手都市ガス幹部)と疑問の声もある。
また、顧客数で首位の東京ガス(東京)は約1000万戸だが、最も少ない東部液化石油(東京)が茨城県で展開する都市ガスの顧客はわずか470戸程度。10社体制の電力に比べ、中小事業者と大手都市ガス会社との規模格差は大きい。