医療機器の輸出金額(上位10カ国・地域)【拡大】
厚労省や外務省の在外公館、メキシコ日本商工会議所、医療機器メーカーなどが連携し、1年超にわたって保健当局に働きかけた成果だ。メキシコですでに同様の措置を取っている米国、カナダの医療機器の登録手続きにかかる審査期間は約3分の1に短縮された。今後、日本の高度な医療機器の輸出増が期待される。
日本の医療機器の輸出金額(上位10カ国・地域)をみると、欧米が中心で、新興国は中国やロシア、ブラジルにとどまる。東南アジア向けの輸出は伸びていないが、「(新興国でも)日本の薬事法の適正さを理解してもらいたい」(業界団体の日本医療機器産業連合会)として、輸入手続きの短縮化への期待は大きい。
厚労省は今年5月に医療国際展開戦略室を設置した。8月には、バーレーン保健省と保健・医療分野の協力に関する覚書を締結し、情報交換や人材交流、研究活動を推進する。今後は、業界団体とも情報交換をしながら、タイやマレーシアなどの輸入手続きの簡素化に向けた道筋を探る。