中国では先ごろ、北京地下鉄の「微博」上の公式ミニブログに書き込まれたある一文がネット上で物議を醸し、書き込みは即日、削除された。
その内容は、自分勝手にごみをポイ捨てする乗客をイナゴに例え、厳しく批判したものだった。
これを受けて本紙(北京晨報)は地下鉄10号線の清掃員の1日に密着取材を行ったところ、76本の列車から出たごみの量は大きなごみ袋で25袋分に達し、チラシだけでも5万枚を超えていた。
通勤ラッシュが終わったばかりの午前9時半、10号線の清掃員の梁長明氏は始発駅の巴溝駅から乗り込み、ごみの回収作業をスタート。
この時間帯でも乗客は少なくないが、車内を見渡すと椅子の下や背もたれの上はチラシであふれ、足元には食べ物の袋が転がっていた。